あこがれ
ひだかたけし

死、白い死
吹き付ける寒風
揺らぎ泳ぐ残り葉の
一枚一枚、また一枚
どれ一つ同じもの無く
それぞれのカタチ保ち
生命の宿りかそこそ
互い違いに想い交わり
枯れ果て朽ち生き別れ
ひらひらひゅぅうひらり
一なる根源へ還りいく

ズレブレ揺らぎ故の
形異なる自らを回収し

死 真っ白に燃え尽きる迄 、

しずしず自らの異形を照明させ続け
地に根付かせ真っ直ぐ天空目指し彷徨わせ

死 白い死 純白になりいくこの霊体 、

やがて根源にて見事な霊姿となり顕現するならば









☆「霊」については作者メッセージ欄をお読み下さい。


自由詩 あこがれ Copyright ひだかたけし 2025-12-19 19:53:19
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