あこがれ
ひだかたけし
死、白い死
吹き付ける寒風
揺らぎ泳ぐ残り葉の
一枚一枚、また一枚
どれ一つ同じもの無く
それぞれのカタチ保ち
生命の宿りかそこそ
互い違いに想い交わり
枯れ果て朽ち生き別れ
ひらひらひゅぅうひらり
一なる根源へ還りいく
ズレブレ揺らぎ故の
形異なる自らを回収し
死 真っ白に燃え尽きる迄 、
しずしず自らの異形を照明させ続け
地に根付かせ真っ直ぐ天空目指し彷徨わせ
死 白い死 純白になりいくこの霊体 、
やがて根源にて見事な霊姿となり顕現するならば
☆「霊」については作者メッセージ欄をお読み下さい。