逆光の天使
佐白光
今君は輝いている
僕の目の前で
駆け寄ってくる姿が眩しくて
抱き留められない
夕日が西に傾いて行く
逆光を背にして
走り去る君の姿が
幻と気づくまでには
あと何日 何か月 何年の
月日を数えればいいんだい
先に行ってまってておくれ
僕は精一杯生きてから
君の傍に行くよ
自由詩
逆光の天使
Copyright
佐白光
2025-12-18 01:53:21