熱燗
飯沼ふるい

誰か一人が歩いているとき
町の喧騒はさみしく かなしい
誰か一人が笑っているとき
町の灯りはさみしく かなしい

だから雪は濡れているのです
うろ覚えの愛情のように


自由詩 熱燗 Copyright 飯沼ふるい 2025-12-14 22:04:29
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