良いお年を
花野誉


師走の候
医院の待合室
暖房を入れ始めてから日が経つ

ブラインドの向こう
夏からの工事は、まだ終わらない

受診後の患者様たち
次の予約は年明けが多い

帰り際に掛けられる言葉は
「良いお年を。少し早いけど」
「良い年越しをね」

幸せを祈られて、ぬくまる心

「来年も、よろしくお願い致します」
笑いながら言う患者様
私も笑ってしまう

高齢の方が多い医院
皆さん
頑張って通院される
足が悪くても
腰が悪くても

日々のことや
自分のことや
色んなお話を聞かせていただく
先日はお腹を抱えて笑った

愛おしい人たち
来年もどうぞ、お達者で






自由詩 良いお年を Copyright 花野誉 2025-12-11 20:11:40
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