いっぽいっぽはいはいするきもち
百(ももと読みます)

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 ひろびろとしたアパートメントのお部屋にごろんと浮かんでいる笑顔のような空気感。振動で生きていること、してゆきます。



 リビングでおおきい絵を描きます。うさぎラグーのうえでヨガーをします。どうにか貯金して、ちいさなギターを練習します。



 ひとりぼっちをあやしながら誰しも過ごしているようです。ふたりでいても、そのことは変わらないのですね。



 今後とも、ぼくに直系ないことです。イブからはじまり、イブで終わる命であること確かです。せめてお子さま大切にできること。そのことを意識して、あゆむことで生まれるきもち、生きていてよかったって!



 エリクソンさんの心理社会的発達理論を信じています。壮年期に自己愛へと停滞すると、あとに残るものは絶望だけです。



 数学者の岡潔せんせいの現代社会への憂い、せんせいはご存命中に克服なされ、安泰ゆうて、お亡くなりになられました。ぼくはおかせんせいのことがだいすきだから、せんせいの憂いをぼくがひき継ぐわけもないのです。



 おおきな崖が目のまえにあっても、大抵は宙に浮かんでいるようなものなのです。うわの空で悩むことに悩んでいるだけであったりもするのです。



 からだ、かるくなってゆきます。明日の病院、楽しみです。ぼく、通院すきだもん。



 誰も見捨てない社会を信じています。甘いどろだんごのなかで砂遊びしています。



 ぼくのお仕事ブランクすさまじいために、マクドナルドのキッチンエリアのクルーへと応募するまえの段階にいます。来週は基幹相談支援センターさままで赴いて、就労継続支援B型についてのご相談をするのです。



 生きづらさの囚人なんて、なんというジレンマだっ、ぼくにも手錠ないからね、いっぽいっぽはいはいするきもち。



 なんもできないことはないから安心だってお得意のアルカイク・スマイルで、スキップしながらまえのめりになって、せいいっぱいぶっ倒れるの、ゆめなんです。



 ぼくでも倖せになっていいのだって、恵みのきもちで歓びと戸惑いをこの命へと与えてゆきます。

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散文(批評随筆小説等) いっぽいっぽはいはいするきもち Copyright 百(ももと読みます) 2025-12-04 16:00:01
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