j余剰分芸   163
エヴァル-ジュ

透明な風羽ばたける春の海

吾もまた雑草として春時雨

雲の上でも降っており冬終わる

砂ひかる一人三月の島に立つ

フラココや東海汽船イルカくる

故郷に晴海ふ頭や桜貝

青木部屋戦い知らぬ初音聞く



短歌 j余剰分芸   163 Copyright エヴァル-ジュ 2025-11-09 23:10:07
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