泥棒猫
海
毛細血管が切れて
紫が広がる肌
平手とはいえ
憎しみこもった手で打たれた
痺れたけれど
少しも怖くない
お互いの匂いが甘くて
相性を確かめた夜
家族が待つ家があるとか
知ってたって関係ない
腕の中で羽根を生やして
遠くまで飛ぶ夢を見た
泥棒猫と呼ばれても
少しも嫌じゃない
どんなになじられたって
二人の夜には割り込めない
確かな肌と肌
合わせることを止める気はない
お互いの匂いが甘くて
今しか考えられない夜
繋がれば繋がるほど
滲み出る愛みたいなもの
吠えて獣になって
崖の上に駆け上がった
そこから堕ちていく
二人絡み合いながら
重力の快感
ずっとこうしていて
お願い
怒りの矛先が刺さっても
少しも痛くない
世間から見たら
抹殺するべき存在でしょう
でもこの存在は消せない
楽曲は下記から聴けます
https://youtu.be/zVk9CYywV1c?si=kgBUGoHCuKQt6ZdF
Lyrics by 海
music&vocals by suno AI