徒然
りつ

新しい住居は
川のほとりだ
川と言っても濁ったドブ川の色をしている
生き物の気配はなく
夏は悪臭を放たないか心配だ

近所のスーパーまで2キロある
コンビニと薬局が側にあるだけましか
歩くことや
自転車が好きな私は
車は怖い
助手席だから尚更かもしれないが
反射神経が超絶鈍いので
免許を取らなくて正解だと
自負している

新居は収納が少ない
(ひとりには充分なのだけれど)
増えすぎた服や靴を
とうとう捨てなければいけない
本も本当に読み返したいものだけ
セレクトして
あとは押し入れに仕舞う形になるだろう

ひとり暮らしをするのは
45年ぶりだ
私の人生は
ここからRe.Startだ
孤独が苦にならない私は
おそらくひとりは向いている


自由詩 徒然 Copyright りつ 2025-11-02 14:02:00
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