降墨睨白島/腰国改修

手を見た
死体の手のようだ
死んで少し経てば
赤みもなくなり
温かみもなくなる
俺の身体
今はふと
手を見て生きている
身体とは
虚しいものだ
少し経てば
空っぽの
からからだ


自由詩Copyright 降墨睨白島/腰国改修 2025-10-29 13:07:56
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