無知
這 いずる

どこか、
いきたいの
誰もいないところが
私の安寧で
私の
私の殺してほしいを
抑制するから

人から傷つけられて
私が人を傷つけて
ドバドバの血が
ひたひた地面濡らして
雨が降って流してくれと願う
不安の境地にならない
そんなことの無い
さみしい
静寂が欲しくて

乾燥した土地の畑から
埃が舞うような
風の吹き荒れる荒野のような
ぽつんと佇む想像が
私の

私を誰も見ないで
誰も知らないで

何もなくて
大丈夫
大丈夫
大丈夫



自由詩 無知 Copyright 這 いずる 2025-10-24 18:00:59
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