法雨の降る音――悟りの日に
杉原詠二(黒髪)
※この詩は、雨の日に感じた「世界全体が悟りに近づくような喜び」を描いたものです。
雨の音が聞こえる
外で人が話し合っている
穏やかに
語り合っている
鳥も雨の中で鳴いている
雨音が強くなってきたようだ
盛大にやってくれ!
もっと悟りを祝ってくれ!
わたしはやり遂げた
地球全部がやり遂げた
すべての人の助けに
無量の感謝を
いい人ばかりだった
わたしを傷つける人は
ひとりもいなかった
なんていうことでしょう!
すべての人がさとりうるなんて!
みんな早く悟って
法雨に濡れて嬉しいでしょう
あなたたちみんなの力は
とても偉大です
わたしとあの人がまず最初に
そして徐々にほかの人たちが
苦しみから逃れて
悟りの中で幸せを