泡沫の僕

昔は書きたい事がそこにあって、
それを自由に描けた。
無限に広がる妄想は、
僕を彼処にも此処にも存在させた。

今は違う。
現在地は社会が暗に示した箱だ。
描くこと、その欲求すら失われた。

そこで正気を失って、
一般論を述べる俺がいるだけだ。



自由詩 Copyright 泡沫の僕 2025-10-15 21:49:52
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