待っているもの
泡沫の僕

冷たく、それでいて湿った部屋。
ここで待っていても、
誰も来やしない。

それを忘れようと、
都心の高層ビルに出社し、
終電で帰宅したとしても――

僕を待っているのは、
自己嫌悪と、ふらつく頭だけ。


自由詩 待っているもの Copyright 泡沫の僕 2025-10-14 21:28:45
notebook Home