秋恋
秋葉竹
夜空に浮かぶ雲たちが
死者を迎えに来るまえに
相次ぐ孤独をねじ伏せて
秋の月光浴びておく
駆け込む心の川底に
溺れかけてる恋がある
メガネがないからみえないと
あかるい笑顔でウソをつく
恋の生まれが夜ならば
滴り落ちる月光の
甘い雫を飲みたくて
ほぼアクティブにもう一度
恋に賭けてもいいのだと
月に祈りを捧げたら
騙されたってかまわない
秋の月光浴びておく
自由詩
秋恋
Copyright
秋葉竹
2025-10-07 07:31:05