月の穴
佐藤伊織

今日は月夜かと思ったら。
空にあいた穴からボトボト蛍光色の液体が流れてきた。

筏でも作ってあの穴まで漕いで行ってやろう。

穴はいくつも空いていき、様々な蛍光色の液が混ざり合って
風景が照り返しでうっすらと揺らいでいる。









自由詩 月の穴 Copyright 佐藤伊織 2005-06-02 00:47:09
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奇妙詩集