М市市長
降墨睨白島/腰国改修

女性初のM市長として華々しくその職務に就いた。就いてみたら、約30万人の市民ヲ抱えているからストレスも多い。といって、誰に打ち明けて良いものやら。やはり、身近の側近とは言わないまでも部下ということになる。相手が既婚であれ、未婚であれ男性部下から、この人だという人物を選んで接近してしまった。そのうち、何でも打ち明け信頼関係が行き過ぎることは速かった。男女の仲になったわけじゃないけど、ひょっとしたら気分次第。悩み相談するのに、静かな場所がいいからホテルはどうだということで10数回ラブホテルで『職務上の打ち合わせ』を行なった…って。映画ならここで、カット、カット!ラブホて何やねん!誰や誰や台本書いたんは?一からやり直しや、やり直し!ってことになる。それとも、神妙な顔で釈明会見をやって、何とか切り抜けるのか。釈明会見。怖くて見ることが出来なかった。一種のホラー。まだコメディタッチなら良かったけどね。まあ、事実は何とかよりバカっぽいというか、正気の沙汰という言葉を改めて辞書で調べた。とほほ。とはは。


散文(批評随筆小説等) М市市長 Copyright 降墨睨白島/腰国改修 2025-09-25 19:44:53
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