山行
降墨睨白島/腰国改修

河鹿の声に包まれて渓流に溶けてゆく
川の水は冷たく命を運ぶ
日曜日山の中で考えた
あの日のことや
これからのこと
父の声が天から聞こえ迷うなと
相変わらず強引だなと笑えた
山道を秋の空気を感じながら歩く
一歩一歩ごと、生きてるんだと思う
とりあえず近くの温泉宿の外湯を使おう
それからまたどうするかを考えてみて
月曜日からの続きの人生を歩もう


自由詩 山行 Copyright 降墨睨白島/腰国改修 2025-09-22 07:21:39
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