夢の旅行
番田
僕は何かを書くことで
夢を見る 同じ でも
ノートの上にないものを 僕は
そこに知ることで
それが無いのだということを
さっき食べたもののように
言葉としてだけ残されたものを
改めて知ることで
島を見たのだ
そして 霞む 山を 遠くに
僕の撮ったのは写真だった
誰も知らない その 一枚を
最後に会ったのは誰で
僕は誰だろう
誰あてでもない 手紙の
街の 誰の でも そして
自由詩
夢の旅行
Copyright
番田
2025-09-22 00:57:30
縦