ノート
guest

企画部のやつらが俺を泣かす

***

死ぬ前に何か遺したいなんて思わないもんだよ
毎日与えられてるからな

***

電子レンジの使い方を母に学ばせてからだな

***

絵は見るだけで描いたようなものだ、っていうのは乱暴だと思うけど
そこに至るまでの快楽を客体は知らないわけだから
見てるだけじゃ勿体無いってことさ

***

さあ、踊ろう

***

なんかよく分からないけど別に何にも命令はされてないよ

***

確信があるだけさ

***

空の向こうにはあなたがいて、あなたはやっぱり空の向こうの私を探してる
辿り着かなくてもいいことを知った時、あなたは隣にいた
もう時間なのだ、と何度も腕時計を見ているんだけど、なかなか誰も気が付かない

***

俺を殺して
優しく、丁寧に、二度とよみがえらないように

***

自分が可哀相で涙が止まらない

***


自由詩 ノート Copyright guest 2025-09-20 10:24:01
notebook Home