ノート
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企画部のやつらが俺を泣かす
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死ぬ前に何か遺したいなんて思わないもんだよ
毎日与えられてるからな
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電子レンジの使い方を母に学ばせてからだな
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絵は見るだけで描いたようなものだ、っていうのは乱暴だと思うけど
そこに至るまでの快楽を客体は知らないわけだから
見てるだけじゃ勿体無いってことさ
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さあ、踊ろう
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なんかよく分からないけど別に何にも命令はされてないよ
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確信があるだけさ
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空の向こうにはあなたがいて、あなたはやっぱり空の向こうの私を探してる
辿り着かなくてもいいことを知った時、あなたは隣にいた
もう時間なのだ、と何度も腕時計を見ているんだけど、なかなか誰も気が付かない
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俺を殺して
優しく、丁寧に、二度とよみがえらないように
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自分が可哀相で涙が止まらない
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