クレクレ星人の独り言「憑依してきた霊」17
ジム・プリマス
クレクレ星人の独り言 16、を書き終えてからレオンの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を聴いてたら、突然、涙が止まらなくなった。僕に憑依してきた誰かの霊が泣いていた。こういうことは僕の日常ではよく起こることだ。
そこには世界に悪意を向けることしか出来ない、人々に向けられた、悲しみが溢れていた。そこには神霊界が抱いている人間の悪意に対する怒りではなく、人間的な、無理解な人々に対する、悲しみが静かに伝わってきた。
チャーリー・カーク氏本人の霊なのか、それとも似たような悲しみを抱く霊なのか、それは僕には分からない。その霊は、その曲を聴きながら、止めどなく男泣きをして、嗚咽していた。
僕は、その霊に敬意を払って「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を三度、繰り返し聴いた。それから、僕はその霊の為にジプシーキングスの「インスピレーション」を流した。
それからフレディ・マーキュリーの「ボーン・トウ・ラブ・ユー」を聴いた。たまらなかったのだろう、その霊は大泣きした。
それから一緒に「ゴジラ・マイナス・ワン」を観ることにした。英語字幕を用意しようとも思ったのだが、霊体離脱すると霊の理解力は7万倍になると言われている。その必要はないと考えた。生きなおしたいと考えるためには最適だと思った。
チャーリー。君の悲しみが尽きて、善転換、出来るまで、僕が食べるものを味わい、僕が聴く音楽を聴き、僕が見る映像を見て、僕が書く物語を経験して、気が済んだら、僕のもとを離れて、昇天するが良い。
君が五次元界に到達、出来ることを僕は祈ろう。君がここを訪れたことは、偶然ではないと僕は思うよ。