シューゲイズ↘↗m.b.v
ひだかたけし

引き裂かれる
肉身の苦痛
精神の愉悦
繫ぐ魂を
大音量ノイズに曝し

何とか正気を保ちつつ

両腕のパンパンに膨らみ
尚も自傷行為を
繰り返さざるを得ず
遂に自らの肉身引き裂き
血塗れ渦中獣の叫び上げ
肉身の生命切断した彼女と
初めて改札口で会った瞬間の
何て溌剌と初々しい幼子の如き笑顔

今に想い至る彼女の内なる
魂の引き裂かれ繫ぐ力を

人の魂人格のそれぞれ
自らの苦痛苦悩を乗り越え
しずやか至る自らの内に宿る
宇宙思考力動を体験し認識する
その尚も更なる先に至る迄 、

ノイズ不協和音たるLOVELESS

意識の私を保ち、

この現世の次へ次へと続くのだろうと。







自由詩 シューゲイズ↘↗m.b.v Copyright ひだかたけし 2025-09-12 12:53:54
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