詩想、わたし意識なるもの
ひだかたけし
鏡像だと、
この私は飽くまでも
私そのものの
この肉身鏡に映る
像なのだと
そうしてけれども、
その鏡像を
未来の新たな私そのものに
育て上げ自立させるのが
この私と云う意志意識なのだと
くくくくくっと
うなりながら
ふぅうと息吐き出し
た 、あゝ
この瞬間の力動にこそ
遥かな過去から幾重にも
木霊し響き来る
私そのものが存在す
そう打ち刻まんとする、
ほら この私
★
そうして追伸、ワタシより
近々と近々と
アンタにアナタに
私そのものへと
橋を架けてやるからな
残余のこの人生に
そう賭けて居る
と 、
ふふふふふっと
捨てぜりふっ