詩想、わたし意識なるもの
ひだかたけし

鏡像だと、
この私は飽くまでも
私そのものの
この肉身鏡に映る
像なのだと
そうしてけれども、
その鏡像を
未来の新たな私そのものに
育て上げ自立させるのが
この私と云う意志意識なのだと

くくくくくっと
うなりながら
ふぅうと息吐き出し
た 、あゝ
この瞬間の力動にこそ
遥かな過去から幾重にも
木霊し響き来る
私そのものが存在す

そう打ち刻まんとする、

ほら この私

  ★

そうして追伸、ワタシより

近々と近々と
アンタにアナタに
私そのものへと
橋を架けてやるからな

残余のこの人生に 
そう賭けて居る

と 、

ふふふふふっと
捨てぜりふっ



自由詩 詩想、わたし意識なるもの Copyright ひだかたけし 2025-08-25 22:59:30
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