お花畑の僕より君へ
栗栖真理亜
僕は君と一緒に広い世界へ
柔らかな間から出てきた僕は常に君の中で戦い
生活して働いてきたよ
君は僕のことを知らない
僕の顔を見たこともない
それでも僕は君とともに生き
君とともに終える
僕は常に満員車の中にいるように
ギュウギュウ詰めで暮らしている
僕の他にいろんな顔のやつがいて
時に手を組み
時に争い
共存する
性格の良いやつも悪いやつもいるけど
どちらのグループが多いか少ないかで
僕の世界の勢力図は一気に変わるんだ
賛成か反対か
それは君次第
賛成でなければ腐敗する
それが僕らの世界なんだ
もし君が野菜が好きなら賛成だし
お肉が好きなら腐敗する
僕は君をいつも見守っているよ
いつもいつまでも
君の体の大切な部分で見守っている