NoWhere
ひだかたけし
内へ内へと向かううち
時間が流れ始める、
留まりながら疾走する
疾走しながら留まる
時の瞬間の
その人その人
それぞれ独自の
それでいて普き時流の
あゝ何れも同じ頂き目指しながらも別々の
あなたとわたしは何処で出逢えるのだろう
わたしとあなたは何れ必ず出逢えるだろう
自らの内へ内へ向かえば向かうほどに
人、外へ外へ流れ出ていくのだから
わたしはあなたを彫塑し
あなたはわたしを彫塑し
同じ頂きで同様のピークで出逢える
巡るピークで、辿る頂きへ、
渦巻き拡がる時の最中で
☆
いしきのあかり 、 いしきのひかりかがやき
いただきのまだまだずっとずぅっとさきに
翳り密やかに哀しみ秘める貴女を抱きしめれば
あまねきたいようのひろがりひかりかがやき