夜中の鬱のメモ
由比良 倖

最近は、何にもすることがない。鬱ばかりで。
効用


最近は、何も
冷めてばかりでさ。
数にも詳しくないし
鬱で。それだけで簡単?
たまに誤字が、
って、
余計なお世話なんだよね。
僕には最初から何にもないって、
よく知っているんだから。
ほんの少しだけ、
時間を広げてみた。
簡単なことではなかったんだけど。
やってみたら
視認性も悪くない。きれいだと
おもしろいかもしれなくてさ。

それで、鬱で、困ってばかりなんだけど、書いてばかりってのも、悪くはない。
鬱になってさ。一体何なんだろう、って思うよ。
馬鹿な方向性で音がして、
それが標準なんだって。
でもね、
みんな全然分かってはいないんだ。

簡単に死ねてばかりで。
鬱ばかりで。簡単?
簡単だよ。
結構美しいかも。
簡単には諦めないから。
ずうっと美しいね。
生きてると、
もちろんいろんなことがある。
病気に
簡単?
うん、誤字脱字も含めてのいのちなのだと思うよ。
僕はキーボード入力が非常に好きな鬱。
いやちがう。欝、だ。
それはとても綺麗で、
僕の好みだと思う。
書いた後で、
全部変えればいい訳だし、
楽勝だよ。何もかも、
冷めずに続けていればいいんだ。
分かることは何にもなくていい。
ただ、冷めなければいいんだ。
もう、今晩は、としか言いたくないんだ。
何にも言いたくない。

最近は、
効用、
数、
もう今晩はとかしか言いたくないんだ。何にも言いたくない。生きているということだけ。


自由詩 夜中の鬱のメモ Copyright 由比良 倖 2025-08-11 23:57:28
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