拒絶
りつ

髪の化け物が
うぞうぞと蠢いている
何度こころで透ても
髪の化け物にしか見えぬ

その詩想にふれるたび
どれほど穢れるように感じるか
自らを“善”と信じきり
自らの“アク”を視ようともしない方には
解りっこない

世界最後の男女となろうとも
わたしは
あなたを拒絶する

サヨナラ。


自由詩 拒絶 Copyright りつ 2025-08-11 20:19:20
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