なまはげ
降墨睨白島(furusumi geihakutou)

いもうとぶった手鬼喰った
泣いたらもうしねぇが言われ
もうしねぇと謝りゃ手が生えた
かかのかね隠してたら
鬼に銭を口に入れられた
溢れるほどの口の銭
もういらねと言っても
鬼は許してくれない
目が覚めたら泣いていた
悪いことはもうしない
夜はぐっすり眠った
静かに雨降る夜だった


自由詩 なまはげ Copyright 降墨睨白島(furusumi geihakutou) 2025-08-10 14:43:09
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