って
sonano
鎧を身につけた気がして
本当はボディペイントのようで
剥がれ落とす水は人の優しさだって
僕は人を信じるのを止めようと何度も思って
でも信じたくなる人がいるのだって
馬鹿だと言うなら言ってもらってかまわないって
それにあんたの俺を惨めにしたい言葉は無駄だって
最初からそうだからって
こうして大丈夫と大丈夫じゃない事を揺れ動いて
行ったり来たりする僕が弱いことは自明だよなって
楽になりたいから
何も気を使わない場所に行ってみて
ここは昔から穏やかで
ここら一帯で一番開けた場所で
東京とは思えないって言葉は
悪いけど食傷気味だけど
そんな言葉が似合う場所で
風が頬を撫でて
それが慰めのようで
恥ずかしくも楽になって
ランナーが目の前を通り過ぎて
通りすがるだけで終わりにしたくない人がいて
逆に終わりにしたい人がいて
そんな中で
落ち込んでは喜んで
あまりにどす黒い過去を背負って
それら全部ひっくるめて
それでいいとは言いきれなくて
川の中に入って
このまま僕にある問題を全部流していって
くれはしなくて
でも少しだけまた楽になって
即効性がなくても
確かに効果があるものがあるんだって
なんて思う内に日は暮れて
そんな思案で
今日進んだって
思いたいんだって
それで
やっぱり信じさせてくれって