輪舞する死の神々は
私のこころで
ほほ笑んでいる
今は亡き
あの人と

空の海で泳ぐ鳥は
一羽でずっと行く
私の魂を乗せて運び
あの人の魂と会わせてくれるために
どこまでも

自然の本のページを
めくる
銀色の風は
私の世界を
更新して　つなげる

そうして
私の人生は誰のものでもない
のだから
私は私の人生を
生きる
魂は
自由だ
星々と
引かれあって
小さな
私は
あ
と
鳴く
あの人の魂と会って
今
ここに在る




　※　初出　2025.08.05　日本WEB詩人会