佳き
秋葉竹
佳き
《佳きひと》に出会った
それは《佳きひと》としか
云いようのない人だった
ほんのりと淡く
少し甘い柑橘系のような風を身に纏う
そんな女の人だった
あたしなんじゃ逆立ちしたって
一生かけたって身にま纏えない
そんなキラキラとした宝石みたいな風
遠目でみても理解ができる
雅やかな息をする
そんな女の人だった
自由詩
佳き
Copyright
秋葉竹
2025-08-04 07:41:54