石破茂というクツジョク
室町 礼
紙飛行機が、
上の階の窓から落ちてくるんです。
それも沢山なので、困ります。
─ある山村の小学校校長の嘆き─
最初はタイトルを「石破茂という快楽」にしようか
と思ったのです。「屈辱」ではベタすぎるから。し
かし「快楽」という反語もある意味同じくらいベタ
です。高橋源一郎だったら使うでしょうけどわたし
はそこまで鈍感じゃない。うひっ。
しかしながら、
石破茂について語るに、なんらかの快楽があるかと
いえば、この恥辱のかたまりのような老人。眼も鼻
も耳も恥辱で出来ている男をコケにして嘲笑う快楽
しかないのです。が、そうなると、それはわたし自
身を嘲笑うことになる。なんとなれば石破はわたし
たち日本人を映す鏡なのですから。
石破が恥辱のかたまりであるというわたしの説に反
感や異論をもたれる方もいらっしゃるでしょうが、
石破が恥辱本体であることは、これはもう数学の定
理のようなもので、頭からそれはそういうものであ
ると飲み込んでもらうほかない。んでもって、石破
は、隠しておきたいこのわたしのみっともない宿痾
を公衆の面前に自らが出っ張ることでさらし者にし
て辱めている。
えー、この際だから、もう、
ハッキリいいます。
わたしはこの男を抹殺してしまいたい。いや、島流
しでもいいし、生き埋めにしてもいい。とにかく目
の前から消えてもらえればそれでいい。子どもたち
にいわせれば「焦げたアンパンマン」──石破の高
笑いが粗雑な生活を必死で両腕で囲っているわたし
を日々悩ませるぅ~。
あ。「るぅ~」とキーボードに打ち込んだら石破の
顔が「笑ゥせぇるすまん」に見えてきた。
これ以上物価高いやだし無責任な強制的移民政策に
もほとほと迷惑している。(移民の方々を批判して
いるのではなく、あとさきを考えない大企業が背後
で後押しするその場しのぎの奴隷制移民"政策"を非
難していますから誤解がなきよう)
それはさておき、
焦げアンパンマンの卑屈な高笑いをみるたびにこの
数十年のあいだに劣化した日本人の矮小卑劣さが、
ゾクゾクと目の前に迫ってくる。
それだけじゃなく、
政府とメディア(テレビ新聞&含む作家、批評家、
詩人ら)の共謀の上で着々とSNSへの言論弾圧が進
む様も目に浮かぶ。
案の定、リベラルサヨクの間から「石破続投デモ」
が起きて、わずか百名ばかりのデモをNHKが大々
的に報道する。一方で躍進した参政党を誹謗中傷す
る週刊誌、テレビ番組が花ざかりだ。
そのうち日本現代詩人会のことだから「参政党の不
条理」とか言い出すんじゃないかな。日本ペンクラ
ブは「石破の岩盤支持層」らしい。笑 Xに投稿さ
れていた意見のひとつだが、これをみて噴き出した。
さもありなん。移民を非難しているのではなく無責
任な石破政権の移民政策を批判している参政党の主
張を歪曲して「排外主義」などと非難声明を出すく
らいだから、日本ペンクラブなんてのはそうとうに
頭のイカれた連中だ。
わたしはXでは参政党支持者からブロックされてい
るほど言いたい放題やっているのでとくに参政党の
支持者というわけではないですが、
参政党の主張を一字とも読まないで平然とデマを垂
れ流す日本ペンクラブが「デマは社会を破壊する」
と演説しているのがもうアホとしか思えないだけで
す。日本現代詩人会もそうですが、
作家や詩人がここまで世界が見えず、イカれてしま
った理由についてはわたしなりに洞察と分析といっ
ては大げさですが、
そんなものがなくはないのですが、それをどう語っ
ていいのか、愚かで不器用なわたしにはなかなか遠
いのです。表現ってのはなかなか容易なものじゃな
いですね)
さて、存在そのものが恥辱という石破。
その石破を見せられる(わたしの)クツジョク。
これ、敷衍すると日本現代詩人会も日本ペンクラブ
も、その存在自体がわたしにはクツジョクなんです
よ。
底なしの無知なのに作家や詩人たちは何をいっぱし
の知的リベラルを気取っているのだろう。あなた方
はただの反動であって日本の国民大衆を殺すことに
加担しているだけの陽気な羊だ。黙って浮ついた小
説や予定調和の詩だけ書いてれば害もないのに、
政治にその空っぽの頭を突っ込むなといいたいので
すが、まあ、こんな発言は子どもの紙飛行機のよう
なものでどこへも飛んでいくとも思えないのです。
わたしはプロペラを持たない。
雨が降れば濡れて溶けてしまうようなペラペラの紙
飛行機しかもっていない。
眼の前にポトンと落ちた紙飛行機に(「三歳児の石
破」京大藤井教授談)という恥辱、
同じく暗愚なわたしというクツジョクを乗せて、
さあ、
こりもせずまた飛ばそうか。