I’m Nothing
ひだかたけし

憂い寄りの風に誘われ
魂の呪いを麻痺させて
太古の夜の神をたどって

余韻も朝に溶けてストップ
一時永久の遊泳もストップ

資本の蹂躙と混沌の昼間
立ち止まればタチドコロ
悪夢の襲来に未だ絶えず
夜な夜な現と幻の境失い

イメージ変わるまで無に尽くし
イメージ変わるまで無に努めて


 意識拡げつ嬉しで染まるまで


澄んで出来得る限り
すきとほる心スクリーン
己と云う存在に込められた
宇宙の想い映す只それだけ

未だ漏れ流れ出す私事 、
段階を踏みつつ諦めて

遂に絶望の自分に絶望し尽くし
開けっ広げ昼間の陽の神認め識り
絶滅する自分嬉いで埋め尽くしたなら

I’m Nothing I’m Nothing


自由詩 I’m Nothing Copyright ひだかたけし 2025-06-29 13:05:14
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