「 アルマジロな午後。 」
PULL.
アルマジロな午後。
僕は転がる。
あるまじき僕は正午。
ごろごろとアルマジロと転がり、
ヒジキを食べている。
ヒジキはあるまじき美味しさで、
もぐもぐとアルマジロと頬張り、
僕は正午を過ごす。
あるまじき午後一時。
くるくるぱぁーと身を丸め、
僕はあれまじろじろと転がる。
あるまじきヒジキは午後二時。
あるまじきことに、
あるある全部食べてしまった。
アルマジロな午後三時。
僕のお腹は三回転がって、
ぐぅーと鳴く。
これは誠にあるまじき午後である。
自由詩
「 アルマジロな午後。 」
Copyright
PULL.
2005-05-30 11:46:27