『形而上から構造体へ〈存在論的回帰〉』
aristotles200

・根底の存在、という命題は、形而上学、存在論、物理学、生物学を問わず難題である。

・明らかな事象で述べれば、ビッグバン・宇宙創造であるが、これは哲学を越えている。

・一元論では究極のナニカであろうし、存在論では時系列、或いは空間か、未だ結論は出ない。

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・問題はよりシンプルすべきだ、まず根底と存在を定義せねばならない。

・根底とは、世界そのものである、何故なら、今、ここが根底でなければ、今は存在しない。

・存在とは、世界そのものである、何故なら、今、ここが存在しなければ、世界は存在しない。

・この命題は、世界は、世界であると示している、つまり世界とは何かを考察せねばならない。

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・世界とは何か、今、ここ、現在である。無機質と有機質で組み合わされた構造体でもある。

・つまるところ、根底の存在を問う命題の解答は、構造体である世界となる。

・構造体とは何か、構成要素、関係性、存在目的、秩序維持に区分け出来る。

・これは、根底の存在、=世界そのものを現す。世界は、構成要素、関係性、存在目的、秩序維持により成り立っている。

・私はここに、知の構造美を感じる、世界とは斯く美しく、整然とした、そうでなければならないと、思うのだ。


散文(批評随筆小説等) 『形而上から構造体へ〈存在論的回帰〉』 Copyright aristotles200 2025-05-21 10:57:28
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