涙色の日
sonano

涙色の日を避けて
箱の中にいるよりは
涙色の日にぶつかって
後の笑顔を見たい

見たいもののために
汚れる必要があるわけではないけど
不思議なことに
綺麗さっぱり終われるもののほうが
少ない世界みたい

だからこそ
ずぶ濡れでいい
ずぶ濡れがいい
今足取りに迷いはない


自由詩 涙色の日 Copyright sonano 2025-05-14 13:47:04
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