ロータスフラワー
ひだかたけし
白髪の上から浮き立ち
羽ばたき飛び立つ
光の蝶たちの群れ
苦痛に苦悩に鈴の音鳴らし
生あることを祝福しながら
雪峰の高みの白銀の響と
光に織り込まれる身を
そのままそのままに
虹彩の濃淡千変万化
過去未来を行き来し
この今へと集め続ける
束ね続ける触角の囁きの
艶めく時流に没しまた現れ
融通無碍に破滅破壊を織り込み
創出される宇宙の周縁に揺れ踊り
生を死を貫き時の広がり幾重にも帯び
白髪の頂きから飛び立ち続ける
羽ばたく光の蝶たちの
円環なすその軌跡
いつ知れず大きく
より大きくなりながら
今に墳墓の周り取り巻き
巻いて頂き舞いて 、
刻み込まれた世界の記憶 回収し
生み出された折より多くのもの返して還して