嘆歌
栗栖真理亜

 ずり落ちて

 キラリと光る
 
 脇の汗




いつでもどんな時でも
文句も言わずに頑張っているヒトがいる
どんなに報われない時でも
自分の信念を信じ、懸命に生きるヒトがいる

そういうヒトには
どこかきらりと光るものがあるはずだ
たとえ、それが周りには見えなくとも

脇で光る汗は輝きを放つ

華やかな華バナに押されて
ずれ落ちた嘆きの草花も
いつか周囲に
眩い輝きが知れ渡る日が訪れるだろう


自由詩 嘆歌 Copyright 栗栖真理亜 2025-05-02 08:35:52
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