アストラル乱打む
ひだかたけし

天空の青 、
輝く新緑に
たるむ肌の
枯れ果てた人 
隣に座したる
朝のイートイン、
何というこの落差
「自らに問えば」と
私の内の誰かさん
いったい誰 、
なんだ

朽ちて生き抜く肉身の
深まる春の陽射し浴び

脳髄に打ち
刻まれ続ける
待望 宇宙の音、
リン リン リン 
木霊止むことなく残響の
太陽サンサン誰かさん、
降り注ぎ宿ると証し立て

天空の青仰ぎ
垂直に立ち上がる
樹木たちの
濃くなる哀しみ
染み入り澄み渡る
新緑の群れ

もう更に奥処に旅立つ時、

いざっ ダレか 、渦巻く誘い

やどるうちゅうのうちからわいて






自由詩 アストラル乱打む Copyright ひだかたけし 2025-05-01 18:36:01
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