朝の抜け殻
海
夜がガラスのように
砕けた朝に
散らばる夢の欠片
止まらない時計の針は
呪われたように
勢いよく回り出す
乗らない気分が
脈を締めつける
手足に冷たい鉄の鎖
苦しさのため息
無理やり
ルーティンのレールに
乗せて
乗せて
乗せて
抜け殻は静かに
佇んでいる
自由詩
朝の抜け殻
Copyright
海
2025-04-26 19:14:19