つれづれと俳句(無季)
大町綾音

少年はレインコートに身をつつみ

葉桜の葉になりきらぬ薄緑

月の袖涙にかかるうすら雲

虫たちの悦びを待ついつまでも

惜しまれて哀惜の時父の顔

墓のに花を植えしやどんな子や


俳句 つれづれと俳句(無季) Copyright 大町綾音 2025-04-23 05:53:46
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