にゃー
おやすみ


 悲しい日の帰り道

 雨に汚れたダンボールの中に

 小さな詩が捨てられていた

 鳴いていたので連れて帰って

 ぬるいミルクを飲ませてやった

 みすぼらしくて震えてて

 ぼくにぴったりな詩

 はじめての友だち

 さみしい夜は

 薄い布団で一緒に寝てる


自由詩 にゃー Copyright おやすみ 2025-03-06 23:29:30
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