詩想、直観される思考・この初春に(及び雑感付記)
ひだかたけし
ながれるながれる
意識の流れ
いつものように
すずのねならして
しゃんしゃらしゃん
留まること知らず
瞑目の視界を
銀白に色付かせ 、
そうして
私と云う眼差し、
意志を其処へと
向けるのなら
一筋の思考の流れ
脈動鼓動を打ち始める
おとなふもの
今確かに
とほくからの
言霊の木霊の近付き
意識の流れに秩序与え
思考によって
時代の流れに合一するのを
私は感じる
ゆっくりと
スローモーション、
流れ落ちる如く
思考スル意識 、
水晶の澄んだ明晰さで
夜明けのわたしを貫いて
天真爛漫な昼日中へと
病み上がりのこの身を誘う
新たな一日の可能性へと
魂の核心、私の司りに
立ち上がる肉身の
初春の熱光浴び感受する
今 ひとりの私である 、
内なる宇宙と一つになり
普き宇宙とひとつである
☆
この肉身の自分の消滅に向かい
時が着実に歩みを進めていく最中、
断崖奈落への過程を意識化スル故に、
逆に確実に上昇して来るものが在る
今の僕は、その現の矛盾リアルを
しっかり書き留めていこうと想う。
僕はこの芳しい人生を味わいつつ、
この肉身としてのみ意識される自分の外へと
実際に自由に出ていかなければならない。
いつまでも詩的印象主義に留まっている訳にはいかないのだ、
(長らくこの現代詩フォーラムという場を利用させて頂いて来た身としても)、
真の人間=精神存在としてエゴイズムの向こうへと自立するために。