永遠
ミナト 螢
言えなかったままの気持ちが
寂しくならないように
溜め息でリボンを掛けた
悔やんだり喚いたり
全然綺麗じゃないのに
どうして思い出は
心の中で生まれるの
酷かった言葉も
醜かった仕草も
傷だらけになったけど
今ではガラスの内側で
光を探している
一緒に泣いたね
その瞬間だけ
僕等は時間を止められる
周りが見えなくなるくらい
秒針で抉ったハートを
ずっと大切に持っている
世界が続いていても
忘れないで欲しい
君がいたこと
僕がいたこと
さよならに弾かれても
またいつか会えたらと
願わずにはいられない
その心があれば
名前を付けようとした
眩しい季節は
終わることを知らない