加害者2
レァ⚡︎ツハイ

積年の憎しみは、鮮度を保ち続け、やがて使命へと変わった

この世の良いところは、加害をすると決めたら、
何度流転を繰り返してもそれが可能だということだ

私は、彼奴に対して、
流転を超えた永久の報復の対象とする

私は自分が苦しむことに全く余念がない
苦しむことへの恐怖も、後悔もないのだ
それでいて私は何も持っていない

私が後悔する時は、報復ができなかった時だけだ


自由詩 加害者2 Copyright レァ⚡︎ツハイ 2025-02-03 22:50:58
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