「クレクレ星人の独り言 31」
ジム・プリマス
小説を書くうえで、心がけていることの一つに、食事の描写を大切にするということがある。今までで魅力を感じた、小説が原作のドラマ「鬼平犯科帳」とか、漫画が原作のドラマ「深夜食堂」とか食事シーンに魅力を発揮するものが多い。
「銀河騎士隆盛記 零」を書くことにあたって、気をもんだのは、縄文時代の縄文創作料理の描写だ。資料も色々と漁ったけれど、最後にモノを言うのはやはり想像力だ。
こんなモノを食べてみたい。こんな風に料理すればおいしいのではないか、想像を巡らすのは大変ではあるが、楽しい時間ではあった。
そういいながら縄文人は栗の実を、栽培して、大量に食べたとか、貝を大量に食べたとか、そういう要素を外さないように、食事シーンに取り入れることは意識していた。
感想を書いてほしいと頼んだA氏にも、食事のシーンを褒めてもらって、手ごたえを感じたのは、とても有難かったり、嬉しかったりした。
縄文文化下のアスラの文化を書く時も食事に留意したが、銀河連邦文化下のバサラバートの文化(想定は現代ヨーロッパ。)を描く時も食事のシーンは手を抜かないように留意している。
この物語が感想をもらったA氏の言われたように、三国志のような壮大な世界を描くことが出来るように、書き続けてみたい。まだどうなるかは分からないが。カンデンやキンタやベルセラが活躍してくれることを筆者として祈るばかりだ。