「クレクレ星人の独り言 29」
ジム・プリマス


 豚バラの買い置きを今日、使い切ってしまった。後はレトルトのカレーと、玉子と、米の買い置きしか残っていない。三食カレーでもかまわないくらいなのだが、流石に残り二週間、毎食カレーかと思うとげんなりする。
 仕方ないので、頼みにくい相手に2000円、無心することになった。
 お金は借りられたので、業務スーパーに行って、ブラジル産の鳥のもも肉2Kgを一つと、玉子のパックを一つ買ってこようと思っている。これで、次の年金まで夕食に、一日おきに鶏肉が食べられる。残りのお金でインスタントコーヒーと、1Kgの砂糖が一つずつ買えれば嬉しいのだが。
 年金の支給日、前はいつもこんな感じだ。5000円くらい置いておけば良いのだがそれが出来ない。2~3000円くらいのことでいつもピーピー言っている。
 まあ、今回は刻み煙草の買い置きと、インスタントコーヒーと砂糖は残っているので、現金がまったく無くなっても、あの、シケモクを漁るような、絶望的で悲惨な、思いはしなくて済むが。ちなみにコーヒーが切れた時は、粉末の抹茶を少量、水で溶かして飲んでいる。
 電気代の支払いで12月分を間違って先に支払って、11月分の支払いが滞ってしまったからの赤字転落なので、仕方がない。還暦越えの男が、情けない話ではある。


散文(批評随筆小説等) 「クレクレ星人の独り言 29」 Copyright ジム・プリマス 2025-01-29 23:01:42
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