誤綴(2025.01.21)
草野春心
誤綴
(
ごてつ
)
された
この午後の陰を 歩く
哀しみも慕わしさも
あなたの唇の
彩
(
いろ
)
で 膿んでいた
端
(
はな
)
から鋳込まれていたように
そこに ここに
ほかでもない
この午後の陰を歩く
去る いま 取り返しのつかない
関係詞を残して
自由詩
誤綴(2025.01.21)
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草野春心
2025-01-25 09:16:11
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