アウシュビッツ解放の夜に
洗貝新



   静寂な朝ほど夜は深く  粉雪散り 燦めき

念い靴音が耳に響きわたる

絶望の先にも月は輝き

悲しみの果てに星は凍りつく

「1945年1/27」

 あの日あのときもそうだったとは

                    骰子石の目

*とても* 想像できない









     




自由詩 アウシュビッツ解放の夜に Copyright 洗貝新 2025-01-23 06:01:56
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