おおさかカルチャーストーリー
秋葉竹


 
 

むらさき色の空の下
ふたり月夜で手をつなぐ

優しさなんかじゃ測れない
おおさかカルチャーストーリー

ハッピータイムを超えるなら
黒い壁でも越えるから

ファンクでかわいいファッションの
みえないこころの想い出なんか

若さの痛さと偽って
ギブソンギターをかっ飛ばす

時間はいつも粉々になる
おおさかカルチャーストーリー

南十字星のみえる夜
みんなの十字架をちゃんと受け取ったぜ


だーりん 鉄火のむすめがお気に入り
しあわせすててもつながりたい

メチャメチャただしい道は
まぶしすぎてこの手にはつかめない

ちゃんとめをみていってごらん
おおさかブルースハートが泣きそう

りんりんと鳴るかねのね意味深
ちょっとめをみて悲しくなるね

はとはつぎつきと堕ちてくる
そしてクークー鳴くまひる

そしたらくるった屈辱の果て
首すじがそう痛みだす


だれにつかれたのだろう
くだらない嘘をつかれたみたい

生きたくない
という死にたいという嘘を

ただ蹂躙されたのは
気高い陽光の津波だったのか

わかっているよ
すきなひとは短い絶望を叫び

白い波たつ深い海
どこにも居場所がない深海魚

波にゆられて笑ってる
絶望だって海に沈めて?

天使のこころもゆらゆらゆらめく
もう寝るわよと私のめをみる

ここが変わった私の街クズ
おおさかカルチャーストーリー

むらさき色の空の下
狂ったくらいに抱きあって

常識なんかは捨てちゃいな
おおさかカルチャーストーリー










自由詩 おおさかカルチャーストーリー Copyright 秋葉竹 2025-01-22 21:07:13
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