贈り物(改訂)
ひだかたけし

今だ眠れる
わたしの奥処から
ぶっとい光の束
雪崩れ落ちて来る

時 切り裂かれ 、

張り裂けてしまう
胸の軋む音
響き渡り

律動する
無数無限の
純白の生糸を
織り込みながら
いつの間にか
すきとほり
やはらかたい
かたやはらかな
光のながれ

暗門に至りて

なだらかな
スロープ描き
細やか銀白の粒子
飛び交い充たす
延べられた時の
一気に拡がる
信じ難き結実、
巨大な光球の
目眩く輝き
ゆるりゆったり
差し出される 、

目醒め今だ遠き
この私の寝惚け眼に




自由詩 贈り物(改訂) Copyright ひだかたけし 2025-01-22 18:52:01
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